RPAに適した業務     




「RPAの特徴は理解しているが、実際に社内で自動化業務を探すのは難しそう…」
そう思われるかもしれませんが、実は自動化業務の選定には”成功のポイント”があります。
ここでは自動化業務の選定における3つのポイントをまとめました。
最後にRPA導入事例の紹介もございます。ぜひご覧ください。


業務選定 3つのポイント


 ①業務名ではなく処理方法で探す

 よくある失敗  ×他社の自動化事例を集めて自社業務に無いか確認する
『受発注データのダウンロード』『入金データのダウンロード』といった業務単位で
自動化対象となる業務を探しても、業務名が自社と異なる場合“当てはまらない”
ということで対象業務の洗い出しに失敗することがあります。

業務名ではなく『ダウンロード処理が含まれている業務』『転記処理が含まれている業務』のように
処理方法に注目して業務の洗い出しを行う事で対象業務を見つけやすくなります。

~よく自動化の対象になる処理一覧~
ダウンロード処理 アップロード処理 転記処理
メール送信処理 Excel加工・集計処理 繰り返し印刷処理

 このように処理単位で自動化できそうな業務を探していきます。
 業務の一部が自動化できた場合、その前後の処理も自動化できることがほどんどです
 まずは「処理方法」をキーに社内の業務を探しましょう。




 ②100%の自動化を目指さない

 全てを完全に自動化できるケースはそれほど多くありません。そのため、一業務を丸ごと
自動化できないという理由で「自動化できる業務はない」と結論付けられてしまうことがあります。
しかし実は、部分的な自動化をいくつも積み上げることで十分な効果を発揮することができます
まずは、自動化できる処理が一か所でも含まれている業務を探してみましょう。
 
〈部分的な自動化の例〉
 基幹システムからのデータ出力・集計をRPAが自動で行い、その後人の判断でコメントを入れる。



 ③棚卸シートの活用
 
 

 社内で自動化できそうな業務を洗い出す際は、「棚卸シート」を活用して整理していきましょう。
弊社でRPAを導入されたほとんどの企業様が活用されたお役立ちツールです。
棚卸シートでは洗い出した業務を見やすく一覧にして管理できるだけでなく、各業務の
費用対効果を可視化できるので、社内での報告などにもご利用いただけます
また、自動化のためだけではなく、現在の自社の業務内容の見直しにも役立ちます。
他社のサンプルもございますので、是非参考にしてください。







 まとめ    ①「自動化事例と同じ業務」ではなく「自動化できる処理」を探す       
 ② 100%の自動化を目指すのではなく、部分的な自動化の積み重ねを意識する
    ③ 棚卸シートを活用する                               
 

以上、自動化業務選定3つのポイントでした。




人の作業時間を0秒にできる!自動化フローのご紹介

自動化範囲

        1.退社から翌日の出社までが10時間以下の方と無打刻者をリストアップし
            該当者に注意喚起メールを、担当者にリストを送信。
              ➡ 約555分/月かかっていた作業が0秒に!!!


        2.アルバイトのシフト予定と勤怠実績を照合し、差異を各上長に報告   
          ➡ 30人×21日分のデータ処理が0秒に!!!


        3.WebEDIから受注データをダウンロードし、基幹システムに取込
          ➡ 約30時間/月の作業が0秒に!!!


定型作業の自動化事例